vol. 672 不動産投資は学べるのか⁉
- 2022/05/16
- 業界のはなし
毎日ブログ672日目
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今年4月からは高校の家庭科での必修項目として「金融教育」がスタートしているんだよね。
内容的には投資信託や債券に株式など、資産形成に向けての具体的な内容が盛り込まれているらしい。
ほかには悪質商法や詐欺に、ネットショッピングやキャッシュレス決済の注意点などもあって教科書の内容は充実。
さすがに不動産投資については触れていないみたいだけど。
ただこれからの時代には投資や資産形成は生きていく上で多くの人が必要になる!
・・という国の指針でもあるから、高校生のうちからこういう授業で学んでいくってわけね。
学校の授業でも大切なのは主体的に学ぼうとする姿勢だとは思うけど・・こんなニュース。
空き家再生投資の有料コンサルティングを行っている会社に対して、受講生147人が集団訴訟を検討しているらしい。
コンサル費用は1年契約でなんと税込220万円で初回は動画とテキストでのレクチャー。
その後はLINEやメール電話でのサポートに加え、必要に応じて月1回程度の個別面談や物件実地同行なども行う。
内容は古い空き家を再生して高利回りで運営するというスキーム。
「利回り20%を達成する能力はこのセミナー学べば1軒目で獲得できる」
なんていう説明で、実際に利回り20%以上を達成した過去の事例を見せられたんだって。
で集団訴訟の理由は・・
「当初説明されたようなコンサルを受けられていない」
そして実際に受講した人たちは
『再現性は十二分にあるという説明だったので利回り20%の能力を身につけられると思った』
『この会社は徹底個別育成コンサルとを謳っていたから初心者でもできそうだと感じた』
こんな声もあるみたいだけど・・
そもそもこれって築古戸建を100万~300万くらいで安く買いリフォームして貸し出すって投資。
えーっと・・220万あったらさっさと1軒目キャッシュで買えちゃうんじゃないのかな?
もっとはっきりいうと・・
安っすいボロ物件見つけてきて最低限のリフォームで仕上げて最大賃料で貸すって仕組み。
っていうもう最初からイニシャルコスト(初期費用)どれだけ抑えるかで勝負は決まる。
仮にうまく物件買えたからって、手取り家賃4~5万でその220万回収するのに3年も4年もかかる。
なのにそれを教えてもらう?勉強する?それに220万円も出しちゃうという。
それでセミナー通り上手くいかないから!集団訴訟!ってその思考・・向いてないんじゃない。
例えば高校の授業で投資信託や株を学んで、実践してみたら損失が出てしまった。
でも資産運用どころか大損したじゃないか!なんて言わないよね。
なぜかと言ったらお金を支払ってないし、勧められているわけでもなくその学びはあくまで知識として。
それを活かすも殺すも得するも損するのも自分次第だよね。
お金を支払っている以上はリターンやサービスを求めたくなると思う、だけどあくまで知識や理屈を学べるだけ。
その知識を生かして自らが動いて間違ったり失敗したり。そしてやっと成功する。
その繰り返しが経験となって初めてその人特有の再現性が生まれるんじゃない。
お金さえ払えば(ローンさえ組めれば)、教えて(ワンルームマンション買えて)もらえて、利回り20%の不動産投資(節税・保険・年金)が、成功(儲かる)すると思っちゃう人・・世の中にたくさんいるよねぇ。
きょうはここまで、それではまたあした!
まだすぐには考えてないけど・・
いまならいくら位で売れるんだろう・・
何時が売りどきなのかわからない・・
売る?売らない?どっちがいいんだろう・・
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