vol. 606 ちゃんと生きる
- 2022/03/11
- 大事なはなし
毎日ブログ606日目
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11年前の今日、東日本大震災は起こった。もちろん東京も揺れたし帰宅難民や停電なども相次ぎ大変な騒ぎ。でもテレビの向こう側ではもっと信じられない悲惨な光景が映し出されていた・・
それから毎日の報道で見聞きすればするほど、酷い惨状やこの世の終わりのような状況。ぶっちゃけそれでも都内で暮らしていた自分は毎日仕事もしていたしどこか現実感がないような・・映画やドラマのような感覚。
それから二週間後・・
何かできることはないか?少なからず多くの日本中の人たちがそう思っていた震災直後。
当時は日本全国から届く救援物資の置き場やその整理で現場は混乱するばかりだったらしい。それでもいてもたってもいられなくなった前職の会社社長の一声で被災地へ行くことに。
まだボランティアの受け入れ体制が整っていなくて手伝いに行ける自治体は少なかった。いろいろ探してけっきょく宮城県亘理町という海沿いの町へ。たまたまだったけどここは若い時に何度かサーフィンをしに来たことがあるゆかりの場所だった・・
そこでは海岸線から数百メートルの場所に住む鈴木さんというご夫婦の自宅の片付けお手伝いへ。家こそ残っていたけど津波は2階まで押し寄せすべてが飲まれてしまったいた。
被災地に着いたときの景色は早朝ということもあってほんとうに映画のセットのような景色。でもいざ被災された現場と被災者の方に接するとそれが現実のものって実感が湧いてきた。
そのご夫婦自体は無事ではあったけどその自宅から100メートル海寄りの家の方は家は破壊され逃げ遅れて行方不明だったみたい・・
作業は主に自宅周りの側溝の泥の掻き出し、全てが泥だらけの家の中の畳から家電から荷物からを運び出す仕事。
それを一日中無我夢中でやっていた事と、3月11日14時46分当日のまんまのお昼の残り物なんかが置いてあった台所のテーブルの上の様子。今となってはそれらがやけに記憶に残っているんだよね。
それからもう11年。その間にも世の中には色々なことが起こっている。それ以降も自然災害はたくさんあったし、新型コロナウィルスでのパンデミックなんて想像もつかないことも起きた。そしてまた世界では戦争が起きてしまい悲しい出来事は常に繰り返されている。
世の中では自分の目の前以外のところで全く自身に非が無い多くの人々が傷ついたり亡くなってしまっているし、それを本当に悲しむ人々はそれ以上にたくさんいる。
そう考えると本当に自分自身の日々の嫌なこと悩みなんかちっぽけな話だしどうにでもなる話。自分が今日生きている1日は誰かがどうしても生きたかった1日。
景気がどうとか会社がどうとか社員がどうとか家族がどうとか。命があって生きていけるならなんでもいいはず。でもだからこそちゃんと生きなきゃいけないよね。
ちゃんと生きるって何かといえば、それは目の前の自分のやるべき事ややりたい事をしっかりまっとうするって事。それこそ仕事や家庭や遊びでも真剣に取り組むって事。それが自分にとってのちゃんと生きるって意味。
正直この時一度だけしかボランティアに行っていない。でも当時の会社社長はいまでも復興支援として3万人以上残っているといわれる、避難所に住む人たちへ炊き出しのボランティア活動をしているみたい。
自分なんかたった一度だけだけど、そしてもう一年で何度も思い出す訳でもないけど、あの時に経験したことや、感じた気持ち、目に見えた景色。これが今の自分の仕事観や人生観に影響しているのは間違いない。
だから自分自身もこの気持ちを忘れないようにするためにも、これからもあの時の話を伝え続けていきたいと思っているんだよね。
きょうはここまでそれではまたあした!
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