社長ブログ

vol. 593　新入社員Nくんの話

2022/02/26
大事なはなし

毎日ブログ593日目　　
上野の『投資用ワンルームマンション売却』専門不動産会社　
※旧ブログはこちらから

今回の採用募集で4月からの入社が決まった
3名のうちのNくんと会食にいってきた。

まだ入社までは時間があることと、面接の時
にしか話した事がなくて、もっといろいろ聞
いてみたいなと思ってたんだよね。

そんな彼は熊本出身の24歳で、実は高校1年
生まではなんでも物事を斜めばかりに見る、
いわゆる厨二病。

小中学校と野球やテニスなどのスポーツこそ
やってはいたけど、高校に入ると同時に特に
やりたいこともなく、なんなら軽く不登校も
起こしていたみたい。

とうぜん将来のことなんか考えられずにだら
だらした日々を過ごしていた。

でも高校2年生になると周りもそろそろ進路
を考える頃。それじゃあ、とりあえずとそれ
ほど深く考えずに向かった東京のある有名大
学のオープンキャンパス。

そこでは勉強に遊びに青春を謳歌して、キラ
キラした学生がたくさんいたんだって。その
光景を目の当たりにしたNくん。

もう自分もどうしてもこんな学力も高く、し
かも充実した大学生活を送りたいっていう気
持ちが爆発して・・一念発起。

ぶっちゃけ当時の偏差値は40代中〜後半がい
いところ。これじゃあ夢は叶わないと両親に
頼み込んで生まれて初めて塾に入れさせても
らった。

そこからはもう勉強勉強につぐ勉強で、あの
ビリギャル並みのパフォーマンスで学力が上
がりまくり。なんと最終的には偏差値は70も
超えちゃったらしい。

そしていくつかの大学を受ける中で全て合格
し、選んだある大学で4年間しっかり青春を
謳歌したんだって。

それこそ高校生の時って遊びたい盛り。まし
てや小さい時から勉強をする習慣があまりな
いなかで、その執着や根性を想像すると素直
にすごいなぁって思うよね。

そして新卒で上京をしてきたときに入社した
会社は、テレビや映画などの映像製作会社。

そこで配属されたのは広告営業部。法人に向
けて映画の制作費やスポンサーを探し営業す
る部署。

もともと映像やそういう業界に憧れて入った
その会社。

映画製作のために必要なスポンサーを探す営
業の仕事でその映画の主演女優と会わせても
らう機会もあったり、新しいこともたくさん
経験でき、世の中がだんだんコロナ禍で深刻
になってきたなかでも仕事は本当に楽しかっ
たみたい。

・・でも1年を待たずに退職。

理由はどうしても上司であった営業部長のパ
ワハラに耐えられなかったから。

例えば仕事中にことあるごとに、おまえみた
いな仕事できない奴はどうしようもないとか
、人間性を否定するような事もたくさん言わ
れたり。

夜飲みに連れられていけば酔ってさらにエス
カレート。最後はおもいきし肩パンチされて
いたらしい。

でも自分はこの話聞いてNくんにも言われて
しまう原因があったのかもしれないし、その
上司の言い分も聞かなきゃわからない。

ただ１００歩ゆずってそうだとしても・・入
社数数ヶ月の新卒社員にする上司のマネジメ
ントや態度じゃないよね。

聞いたら20人入社した新卒もN君が辞める頃
までには10人は退職していたらしい。

周りの社員や他の上司は何も言わないの？と
聞いたら、業界的に古い慣習がまだまだ残っ
ててそれが当たり前みたいな雰囲気。

そしてNくんはもう耐えられなくなり、他に
相談することもなくその上司に退職を申し入
れた。　

さすがに理由はわかっているのか特に何も言
われず・・そのまま辞めてしまったんだって。

この話を聞いて最近の若い奴はとか、我慢が
足りないななんて思わない。

だけどこれは面接の時に聞いたんだけど、せ
っかくそんなに憧れて入った会社。上司との
関係を除けば仕事も楽しかった。

じゃあ本当はもう少しこうすればよかったな
とか、思うことはあるかって聞いたんだよね。

そうしたら・・もっと周りに相談したりコミ
ュニュケーションをとっていくべきだったか
もしれなかったです・・っていう答え。

コミュニケーションが大事って当たり前だけ
ど意外とできていないもの。毎日仕事で顔を
合わせてるのに上手くいかなかったりするの
はそれが足りないのが原因でもある。

だから前のブログにも書いたけどそれを聞い
て、きっとNくんなら大丈夫だなって思った
んだよね。

それ以外にもたくさんいろんな話をして、日
本酒が好きでお酒の強いNくんに合わせて飲
んでいたらまぁまぁ酔った・・

でもそのぶん少しだけどんな人かがわかった
きがして、早く一緒に仕事したいって思った
って話。

あらためて・・

これからよろしくNくん！

きょうはここまで、それではまたあした！