社長ブログ

vol. 512　書籍出版ビジネスの実情

2021/12/07
業界のはなし

毎日ブログ512日目　　
上野の『投資用ワンルームマンション売却』専門不動産会社　
※旧ブログはこちらから

昨日の夜は久しぶりの会食。
自分ではめったにいかない神楽坂に行ってきた。

下町とは違ったまた違う古き良き上品な街並み。石畳を奥に
進んでいき見えてきたお店はこちら・・

これまた大人の雰囲気がある料理屋さん”神楽坂おいしんぼ”
さん。料亭風個室で湯葉や田楽とかの京風料理を出してく
れる素敵なお店。

そして今日は何の会かと言うと実は営業コンサルタントの
加賀田裕之さんという方に招いてもらった会だった。

きっかけはこの方のメルマガを昔から購読していて、セミ
ナーにも参加したこともあり、それから良いお付き合いを
させてもらっている。

この本は2020年1月に発売されてから約2年間もの間で1万
5千部以上売れ続けている。初版の2～3千部売り切って終わ
りというビジネス書籍のなか、すでに7刷も再販していると
いうベストセラーなんだよね。

そんな先生と何の会食かと言うと、この本をプロデュース
し世に送り出すという手伝いをされた、出版コンサルタン
トの飯田さん。加賀田さんのweb関係一切を全幅の信頼で
お任せしているというwebコンサルの黒川さん。　

こちらのお２人をご紹介いただいた。そしてついに自分も
この１年半近く毎日書き続けたこのブログの書籍化の打ち
合わせ・・・ではない。　

でも本当に加賀田さんはこのブログをいつも読んでくださ
っていてコメントを頂いたり、以前からいろいろアドバイ
スも頂いていた。

今回は書籍にするとか本を書くとか具体的な話ではないけ
れど、自分も少なくとも興味がありますって伝えていたら
こんなプロの人達に引き合わせてくれたんだよね。

そこで聞いた出版業界の仕組みや書籍の作り方。そしてそ
の書籍を使ったビジネスの拡大の仕方や、これからの書籍
や出版ビジネスについて色々な話を聞かせてもらえた。

よく知られているとおり今はもう紙の書籍は以前ほど売れ
ない。そのうえ昔より簡単に誰もが本を書くということが
出来るようになった。

そうして著者が増えればその出版数も増え続けるし、カテ
ゴリーも細分化されていき、書籍の販売部数自体が更に縮
小していってるみたい。

だけど今や書籍出版というのは発行部数やその印税収入な
どで収益や利益を出すというよりは、ビジネス書や実用書
関連は特にその書籍を入り口として、著者が持っているバ
ックエンド商品を売るための手段となっている。

バックエンド商品っていうのは、出版した書籍がフロント
エンド商品だとしたら、その内容に関連した有料セミナー
を開催したりそこで別の商品を販売する。それがバックエ
ンド商品。

たとえば・・
新築投資用ワンルームマンション販売している会社社長が
書いた”サラリーマンでも絶対失敗しない不動産投資”とか。

中古ワンルームマンション販売会社トップ営業マンが書い
た”アフターコロナ時代の中古ワンルームマンション投資”
みたいなタイトル。

投資用ワンルームや不動産投資に少しでも興味があれば手
にしそうだよね。それを買った読者は読んでみて気になれ
ばその会社HPチェックしたりLINE＠に登録なんかする。

そこからしばらくの間は、情報を受け取り考え始める。そ
してなにかのきっかけで、オンラインセミナーへの申込み
とか最近多いのは・・

”いまなら資料請求すると

amazonギフト券○万円

分プレゼント”

っていうのに申込むっていうケース。するともうここまで
で見込み客獲得だよね。ビジネスとしての一つの目的はも
う成功なわけ。

というのはもうこの時点で、氏名年齢職業勤務先はもちろ
ん、年収や預貯金に持ち家の有無に借入額。そして家族構
成までの個人情報を提供しているパターンがほとんど。　

もうこの段階では、問い合わせした人がどこの金融機関の
投資用ローンでいくらまで、もしくは何件分までなら借り
入れ可能なのかはわかってしまう。

あとはそれに合わせた価格帯の物件を紹介して、シュミレ
ーションを見せて、まずはローンの仮審査申し込みしても
らい審査通れば・・~~いっちょ上がり~~無事ご本契約へ・・

だから販売会社から投資用ワンルームを買った場合、もと
もと自分が欲しかったり希望するエリアのマンションでは
無い事が多いんだよね。

そりゃそうだよね・・だってあくまでどこにどんなマンシ
ョンを買うか？と言うより誰にいくらのマンションが買え
るのか？ってことなんだからね・・

そして昨日はもし自分が本を出すとしたらどんな内容なの
か？じゃあバックエンド商品となるものは何か？そんな話
や相談をしていて想像したら楽しくなってきたけど、書籍
出版デビューは・・・まだまだ先の話かな?!

きょうはここまで、それではまたあした！