6月19日の日報(vol.1706)
- 2025/06/19
- 松本満
想定外の評価結果が出た。
朝一番で銀行評価待ちだった買主業者へ電話。すると「評価が問題なく出ました!ぜひ月内契約で進めたい」とのこと。先方もちょうど連絡くれようとしていたところだった。こちらもすぐに売主へ連絡を入れ、評価結果をもとにした売却価格と手取りのイメージを共有した。計算してみると、ローン残債を引いても、諸費用を差し引いても、手元に想定以上の金額が残る見込み。そのことを伝えると電話越しの売主の声が明るくなったのがはっきり分かった。実は、売主は以前別の不動産会社から価格提示されていたそうで、その時に提示された売却価格がかなり低かったとのこと。
だから今回こちらから提示した売却価格は、良い意味で想定を超えていたようで、「本当にこんな金額で売れるんですか?」と驚かれた。こういう反応は営業をしていて嬉しい瞬間。もちろん、市況や買主の条件、物件自体の内容もあるけど「きちんと調べて、丁寧に伝える」ことが結局一番大事だと改めて思う。現在は電子契約が主流になりつつあるけれど、今回は実際にお会いして片判契約となる予定。来週以降の候補日を確認いただくことで、ひとまず電話は終えた。
契約ラッシュになりそうな月末。
この物件の契約は今月末に向けて動き出す形になるが、実は来週にもすでに片判契約の予定がもう一本入っている。こうして一つ決まると、次の案件の段取りにも自然と気が入ってくる。今月は相続案件やいくつかの他案件も動いていて、後半に向けて契約関連の動きが一気に集中してくる予感がしている。電子契約は効率的でスピードも早いけれど、片判での契約には片判ならではの空気がある。売主と直接顔を合わせて、少し雑談を交えながら契約書を読み合わせる時間には、画面上では生まれない信頼感のようなものがある。
今回の売主も、はじめは半信半疑だった価格に少しずつ前向きになっていく過程で、電話やLINEでは伝わりきらない安心感を得てくれるのかもしれない。いずれにしても今月末に向けては、契約書の準備・日程調整・書類確認…とバタバタが続きそう。けれど、こういうふうに前向きに話が進む案件が重なるのはありがたい。ひとつひとつ着実に、丁寧に積み重ねていこう思う。