6月17日の日報(vol.1705)

手紙を書く理由。

今日は朝から契約を終えた売主さんや、日頃お世話になっているお客様に手書きで手紙を書いていた。今の時代、やり取りのほとんどはメールかLINE。郵送で何かを送る機会はずいぶん減った。正直いえば、全員に毎回書いているわけではない。けれども、感謝を伝えたい時や節目のタイミングには昔からこうして手紙を書いている。営業の現場でもこれまで何度となく「手紙が効いた」と感じる場面があった。

たとえば契約前の段階でも、迷っていた話が手紙をきっかけに前に進んだり、止まりかけていた交渉がまとまったりしたこともある。もちろん少しでも商談が動けば…という打算的な気持ちがゼロと言えば嘘になる。それでも、電話やメールよりも手紙には「気持ちが乗る」というか、相手に伝わる力が他よりも確かに大きい気がする。だからこそ、時間も手間もかかるけれど今日もペンを持って便箋に向かっていた午前中だった。

相続人からの第一声。

先日、ようやく準備が整って発送した相続案件の関係書類。相続人◯名分、厚みのあるレターパックをそれぞれ追跡番号付きで出していたが、続々と到着している様子。そんな中、今日最初の反響が入った。固定電話が鳴り、受話器を取ると開口一番「これは何の手紙なんですか?あなたの会社は何ですか?」そのタイミングでまさに目の前には、受け取りサインをもらおうとしている郵便局員さんが立っているとのことだった。結構強めの口調だったけれど、確かに地方に住む高齢の方の自宅に、東京の知らない会社名が差出人になっていて、しかも中身は厚みのある封筒・・

不審に思うのも無理はないし、詐欺や何かの悪質な通知と疑われるのも仕方がないところではある。できるだけ丁寧に社名と経緯を説明し、今回の相続に関するご案内であること、内容に不明点があれば遠慮なく連絡を頂きたい旨を伝えた。相手はようやく理解されたようで「とりあえず中を見ておきます!」と電話を切られた。ようやく動き始めたこの相続案件、これから他の相続人たちとも個別にやり取りが増えていくだろう。まさに最初の一声にふさわしい、少し緊張感のある第一の反応だった。

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