7月26日の日記(vol.1111)

決勝戦に行ってきた。


水曜日休みの今日。先週末から開催されていた息子たちの全国大会決勝。2回戦で負けた彼らのチームも閉会式もあるので朝から観戦しに行っていた。正直言ってもう息子たちのチームも出ていないしそれほどこの決勝戦には興味はなかった。だけど一応最後まで見届けるつもりで朝から用事を済ませ試合開始から少し経ってから到着。球場に着きスタンドに入ってみるとほぼ満員の観客。ここまでに惜しくも敗退したチームの選手や関係者にその応援に来ている人などで埋め尽くされていた。

関西と九州のチームとの決勝戦。関西チームはプロ野球のような鳴り物もありの応援と九州チームも九州地方やその他の地方のチーム全員で声を出しての応援。その迫力と熱気はまるで甲子園の決勝のような雰囲気だった。肝心の試合の方もお互いに信じられないくらいの白熱ぶり。9時前に始まった試合も12時過ぎても決着がつかず11回が終わったところで5−5。両者引き分けで両者優勝という結果になった。

 

複雑な気持ち。


だけどこの全国大会の優勝チームにはこの後に行われる他リーグの全国優勝チームとの真の日本一を決める大会出場がかかっていた。決勝終了後にそれを決めるために行われた抽選会。選手9人がお互い一人ずつくじを引き18枚の中から丸の数が多かった方が選ばれる。そしてその試合ではない抽選で出場権を手にしたのは九州チーム。その瞬間に関西チームの選手たちの多くは膝をつき泣き崩れていた。それを見て何ともいえない気持ちになった。というのはやはり試合で勝負がつくまでやりきって決めたわけじゃないという事実。だけど猛暑のなかでの4時間近い熱戦での選手らの健康を考慮して打ち切りという決断。難しい判断だったろうけどどちらが正解ともいえないと感じた。

でもその直後に観客の前に立った九州チームの監督の挨拶。実は大会2日目の夜に一緒に出場していた九州Bチームの監督が前日夜に頭痛を訴え早めに休んだままホテルの部屋で息を引きとってしまったという事。当然大会辞退を考えたがその監督の奥さんから反対され今日この瞬間まで選手たちには入院しただけと伝えていた。その事実を知った九州チームの選手たちもきっと関西チームとは違う感情のなか泣き崩れていた。こうして文章で書くとお涙頂戴のようになってしまうけど決してそんな話ではない。あの現場にいてその話を聞いた自分は複雑な気持ちだったけど素直に何か心を動かされた。とてもいい決勝戦だった。

 

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