4月30日の日報(vol.1024)

投資用マンション業界近況。


新築も中古も問わず投資用ワンルームの販売価格は相変わらず高値。そんな状況がここ数年ずっと続いていている。いつかは金融機関の評価も崩れるんじゃないかなんて言われているけど一向にそんな気配はない。例えば同じマンションだけど1~2年前に出ていた銀行評価額より数十万以上高くなっていることはザラ。都内に限らず関西や名古屋に福岡と全国的に状況は同じ。

販売会社の仕入れ担当と話していても高くて仕入れができなかったり、投資用マンションを買いたいお客様はいるけれど物件が不足しているという話ばかり。だからなかには自社顧客から積極的に買取りをして新規のお客様へ廻している所や別会社で物上げしている会社も多い。ただそれと並行して提携している金融機関が弱かったり営業力が弱かったりして売れ行きが悪く厳しい経営状況の販売会社も多いとも聞く。実際に今日も社員のお客様で先月から管理会社からサブリース家賃が入らないという相談を受けていたみたい。

 

投資用マンション業界予測。


多くの場合は投資用マンションを販売した会社が賃貸管理やサブリース契約を行っている。過去を振り返っても管理会社(販売会社)の賃料未払いというのは良くあることだけど、業界で有名だったりある程度の規模の会社以外の小さな会社でもこうして耳にする事が増えてきた気がする。普通に考えて預り金であるお客様の賃料を未払いするというのは、単に他の資金として使い込んでいるケースが殆ど。これをこのまま放っておくと最悪なケースはその会社が倒産してしまい回収ができないということになる。

でもそれらは少なくともこの10数年この業界にいた自分は幾度となく見てきた。そしてそういう状態になるような会社から買っている物件は往々にして、立地や賃料相場に対して割高な価格だったり高い金利でローン購入していることも多いのが特徴。だから当然収支も悪くそんなオーナー様たちは早く手放したいという人も多い。だけどそうするにはローン残に対して低い価格でしか売れずに大きい持ち出し金が必要なことがほとんど。すると現実的に売却が出来ずに持ち続けなきゃいけない。これからはそんな賃貸トラブルや売りたいけど売れないという相談がもっと増えてきそう。でもこういう業界の流れや状態も以前見てきた時と同じ景色でもある。

 

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