9月16日の日報(vol.1746)
- 2025/09/16
- 松本満
探してる人意外と多いです。
今日は午後から取引のある信用金庫の担当者と副支店長が事務所に訪問してくれた。定期的な訪問ではあるけれど、今回は少しだけざっくばらんな世間話に花が咲いた。前回の訪問のなかで「実は不動産を探しているお客さん意外と多いんですよ」という話題になったので、準備していた販売図面を何部か手渡した。すると「すぐ手渡してみますね」と思いのほか前向きなリアクション。こういうちょっとしたことが、将来の何かにつながっていくかもしれない。
あたりまえだけど金融機関は融資先となる案件を常に探している。今まで物件の紹介先として不動産業者ばかりに目を向けていたけれど、金融機関を通じて探している人たちも一定数いるはず。融資の枠を用意するだけでなく、それを必要とする良い物件を探しているのだとしたら、タイミングによっては小さな仲介会社の自分たちでも連携できる余地は大いにある。すぐには成果は出なくとも、こうした関係性づくりは地道に続けていきたい。
飛び込み営業マンの若さと第一印象の力。
夕方になると突然「こんにちはー!」と元気な声が。再販業者の営業マンがチラシを片手に飛び込みでやってきた。よくある未公開物件のご紹介パターンで、開口一番お決まりの「御社ではどんな物件扱ってるんですか?」という質問。正直、この手の営業には少し食傷気味で、忙しいときは玄関先で断ることも多い。けれど今日はタイミングが良かったのか、それとも彼の清潔感のある雰囲気のせいか、つい話をしてしまった。とはいえ内心では、「自分だったら事前にホームページくらいチェックして、話のフックを用意するけどな…」とも思ってもいた。
営業としての基本ができていないと感じる一方で、爽やかさと礼儀正しさだけでも人の警戒心を緩める力があるのだとも実感した。結局、持参した物件チラシを受け取って少し会話して、その後はそのまま見込み客へ送る資料づくりに取りかかっていた。さっきの若い営業マンとのやり取りが頭に残っていて「自分の第一印象はどうなんだろう」と少し振り返って資料を作ることができた。どんな仕事でも、何を言うかより誰が言うかやどう言うかも大切。自分も初心に戻って、相手に好印象を与えるような言動を心がけようと、思わされた夕方だった。