9月9日の日報(vol.1740)
- 2025/09/09
- 松本満
無料でも続ける理由。
今日は毎月の賃貸管理物件の送金処理があった。管理物件の数はぜんぜん多くないけれど、家賃が月末までに保証会社から入金されているのを確認し、毎月10日にオーナーへ送金している。うちの管理では月々の管理委託料はいただいていない。振込手数料のみを差し引き、あとは2年に一度の更新時に更新手数料をもらうだけ。空室になれば募集手配、リフォーム手配、退去立会いも当然こちらで行う。
それでもこのスタイルを創業当時から続けているのは、毎月のキャッシュフローが切実なオーナーが多いから。とくにマイナスCFで毎月の持ち出しがある物件は、管理費の数千円さえ重くのしかかるもの。だからこそ、まずは持ち出しを減らすことが支援になると思ってきた。実際に最近では家賃相場も上がり、ローン残債も順調に減った末に、入居者への賃料交渉での収益改善がきっかけで、高値で売却できるケースもいくつかあって喜んでもらっている。
おまけから主軸へ。
この賃貸管理サービスは、正直これまでおまけのような位置づけだった。だけど、ここ最近これって実はうちの強みでは?と感じることが増えてきた。一般的な管理会社では月額3〜5%+消費税が当たり前。だけど、うちでは0円(振込手数料のみ)という形で、オーナー側に立ったサービスを継続してきた。言ってしまえば売却時に声をかけてもらうという将来のリターンを信じての先行投資でもある。
今日、送金を終えたあとあらためて考えてみたけれど、これをもう少し戦略的に拡大していくにはどうするべきか?ということ。管理の受託を増やすには何が必要か。現管理会社を解約してまでのメリット訴求や、集客は電話営業なのかダイレクトメールなのか?やはりSNSやWEB広告なのか?サービスの見せ方も含めて少し腰を据えて仕組みを整えていきたい。