9月5日の日報(vol.1736)
- 2025/09/05
- 松本満
久しぶりの徒歩通勤と売主の気持ち。
朝からあいにくの雨。とはいえ、台風の影響とのことだったけど思ったより本降りにはならず、久しぶりに防水のスニーカーを引っ張り出し、傘をさしながら徒歩通勤してみた。気温も幾分か涼しくて快適…だったのは途中まで。事務所に着く頃には汗だくで、やっぱりまだ夏は完全には終わってないと実感。デスクに着くと、昨日やりとりしていた売主様からのメールが届いていた。
物件価格を下げたばかりなのに、いくつか反響が来たことで「やっぱり少し価格を上げるのはどうだろうか?」という相談というか質問。ただ、こちらの意見を聞きたいというニュアンスもあって、やんわりと探るような内容でもあった。反響が来ると「上げられるかも?」と思ってしまう気持ちはよく分かる。でも、そもそも今の反響は「下げたから」生まれたものだと思う。正直にそうお伝えしつつ、もし価格を調整するなら、買主が提示してきた指値と現在価格の「中間あたり」でどうかとご提案してみた。
台風の雨と売主と買主のバランス感。
昼にはランチをしに外へ出たけれど、帰る頃には空が真っ暗に・・予報通りタイミング悪く本格的な雨になり、びしょ濡れで戻る羽目に。こんな日でもとうぜん仕事は止まらない。そしてその間に再び売主様から返信が。最終的には「下げたばかりだし、今の価格を下限にしたい」とのご判断。こちらとしては、正直まとめたい気持ちは山々だけど、あくまで売主様の大切な資産。仲介の立場としてその意向をしっかり汲み取りつつ、買主にも丁寧に伝えていくしかない。
買主に失礼のないように、誠実かつフラットな文章で、売主の意向を伝えるメールを作って送った。あとは相手の反応を待つのみ。それならば・・と断られてしまうかもしれないけれど、いずれにせよ明日には結果が分かることだろう。夕方になり事務所の窓の外を見ると、雨は上がり、空には秋を感じさせるような涼しい風と淡い夕焼け。台風一過とまではいかないけれど、はっきりと季節が一歩進んだ気がした。