8月24日の日報(vol.1728)

外国人留学生の「収入証明」事情。


今日は昨日案内したシンガポールからの留学生が、いよいよ入居申込手続きで来社。元付業者から事前に申込書や必要書類を確認させてもらっていたので、申込作業自体はとてもスムーズ。・・だったのも束の間、いざ「収入証明」になると事態は一転。彼が普段使っているのは、銀行口座ではなくマスターカードブランドのプリペイドカード。残高も10万円ほどでそこから生活費を引き出しているとのこと。ゆうちょ銀行の口座もあるにはあるけど、ほとんど使っておらず残高もわずか。これではちょっと難しいなと思いきや・・

その場で父親に連絡 → 即送金 → 150万円着金、という展開に。スマホアプリの残高画面をスクショして在留カードなどと一緒に元付け業者へ提出した。けれど、ここでまた一波乱。「名前とカード番号が同じ画面で表示されてないと審査はねられるかも」との指摘。いや、それアプリの仕様だからどうにもできませんよ・・と頭を抱えつつも、こちらで保証会社に直接問い合わせをして確認。結論として、留学生の場合は「収入証明」よりも、在留カード・在学証明・居住の実態などがあれば土台に乗るということがわかった。

 

英語で届いた「ありがとう」に報われた。


元付業者には、こちらで保証会社に確認をとったことは伏せて、あくまで「この条件でチャレンジできないか」とお願いをしてみた。こちらはあくまで客付けの立場。少しでも気を悪くさせたり、余計な軋轢は起きないように調整するのも仲介の役目。すると夕方「審査通りましたよ!」という一報。本人にLINEでその結果を伝えると、英語でとても丁寧なお礼のメッセージが届いた。簡単な文章だったけど、嬉しさが伝わってくる内容で、こちらも思わず笑顔になった。

まだ契約はこれからだけれど、予定通り進めば今週中には契約締結、入居希望日にも間に合いそう。思えば、昨日の案内から始まり、アプリの仕様・送金対応・保証審査とバタバタの2日間だったけど「本当にこの部屋に住みたい」という気持ちが伝わってきたからこそ、こちらも精一杯動けた。賃貸仲介って手数料単価も安いし、書類や契約業務も細かくて、物件案内とかまで含めると正直面倒だと思っていた。でも、誰かの暮らしのスタートに立ち会える仕事なんだなと、あらためて実感した1日だった。

 

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