8月23日の日報(vol.1727)

汗だくでの賃貸案内。


今日は朝から知り合いの紹介で、シンガポールからの留学生の男の子に賃貸物件の案内。お盆前から候補に挙げていた物件は、どれもすでに申込みが入ってしまっていて再度ピックアップしての再調整。ようやく今日、本人と予定を合わせて案内することができた。待ち合わせ場所に現れたのは、想像していたよりもずっとシュッとした好青年。身長が高く清潔感があって、まだ不慣れな日本語ながらもしっかりと受け答えができる印象的な子だった。話を聞けば日本語学校を経て、日本の大学への進学を目指しているという。母国では兵役も経験してたらしく、バレーボールもしていたとのことで芯のある若者という印象。

4件の部屋を案内する予定で、まず1件目は広さはあるけれど少し古めの印象で反応はそこそこ。2件目は駅近で外観も内装もきれい。広さや設備もちょうど良かったようで、明らかに彼のテンションが上がっていた。3・4件目は家賃が少し安めの物件。本人曰く「親に負担をかけたくない」とのことでチョイスしたけれど、実際に見てみるとやはり狭さや築年数が気になる様子で表情はやや渋めだった。ひどい暑さの中、全ての案内を終えた段階では「今日の部屋も考えますが、もう少し他の物件も見てみたい」とのこと。まあ仕方ないと思いつつも、賃貸案内の現場って体力勝負ってことを実感・・

 

やりがいを感じるとき。


売買仲介や業者間の買取業などと比べて、賃貸仲介の仕事は単価や報酬面で軽く見られることも多い。だけど実際は、物件選定から現地案内に条件のすり合わせや契約準備まで考えると、労力はそれ以上かもしれない。でも今日、改めて思ったのは賃貸仲介こそ一般の人にとっての最初の不動産体験であるということ。特に今回のように言葉も文化も違う外国人の彼にとって、日本での最初の家探しがうまくいくかどうかは、その後の生活や印象にも直結する。知り合いだからじゃなくても丁寧に向き合わなければいけない気がするし、そうする意味はある。

すると夜になって「やっぱり2件目の部屋に決めたいです」とLINEが届いた。迷いながらも一番フィーリングが合っていた部屋に決断したらしい。その瞬間、今日の汗だくの案内もすっと報われた気がした。紹介してくれた知り合いにも喜んでくれているみたいだし、あらためてこの仕事は人や暮らしを扱っているんだなと再認識。大きな契約じゃなくても人の人生の一部に関われることがある。そんなやりがいを感じながら明日以降の契約業務も丁寧に誠実に向き合っていきたい。

 

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