7月10日の日報(vol.1720)
- 2025/07/10
- 松本満
信金担当の本音とリアル。
水曜休み明けの午前、取引先の信用金庫の担当営業が来社。先日締まった決算書の提出も兼ねて、近況や今後の展望についていろいろと話をした。こちらからは投資用ワンルームと一棟収益物件での買主・売主の違いや、最近の市況感、売買の流れの違いなど、業界の商流を交えてできるだけ具体的に共有した。最後は軽い世間話に流れていって、ふとした拍子に社内の話題へ。担当の彼はまだ若手の営業だけど、どうやらその支店内はなかなかの体育会系。
営業数字に対してはとにかく厳しく、上司の詰め方もなかなかの強度。聞いていると、売上管理や日報の突っ込みなども相当細かくて、精神的にも追い込まれやすい職場環境のようで、彼の同期も7割以上は辞めてしまっているそう・・数字への厳しさはこの業界でもある程度は当たり前。だけど、その先に育てるとか支えるといった土壌がなければ、ただのパワハラで終わってしまう。彼のような真面目な営業が疲弊せず、長く続けられる環境がちゃんと整ってほしい・・と関係ない自分だけどつい願ってしまった。
ようやく見えてきた売出し。
午後からは、いよいよ動き出す相続案件の売出し準備に本格着手。今回の物件はマンションではなく上モノ付き土地。これまでのようにパンフレットや管理規約があるわけでもなく、販売資料も一からの作成。建築条件、道路幅員、接道状況、建ぺい率や容積率など確認項目が多くて調査の手間もかかる。相談を受けてからもう1年以上。相続人たちへのコンタクト、分割協議の取りまとめ、書類の整備……正直、想像以上に時間と労力がかかった。でも、だからこそここまで来れたのはちょっと感慨深い。
そして今回は、まだ自分にとっても未経験な部分が多い物件。未知の領域だからこそ、やりがいがあり、どこかワクワクもしている。もちろん簡単ではないと思うけれど、その分これがきちんと売れたときの喜びはきっと大きいはず。丁寧に確実にまずは販売資料と図面を整えながら、どこをターゲットどう売っていくかを慎重に組み立てていく。いつもと違うジャンルだからこそ、これまでの経験を活かしながら自分の引き出しを広げていきたい。