7月7日の日報(vol.1718)
- 2025/07/07
- 松本満
伝える工夫とかかる時間の価値。
午前中は昨日仕上げた査定内容の動画撮影からスタート。査定といってもただ金額を伝えるのではなく、その物件があるエリアの特性や近隣の成約相場、築年数ごとの価格変動など、背景から丁寧に伝えていく。資料を映しながら自分の声で解説していくため、自然と1本30分以上になることも多い。それに加えて動画のアップロードや簡単な編集、タイトルの設定や共有用のリンク作成などを含めると1〜2時間の作業。
もちろん、ただ書類で査定書を渡す方が圧倒的に楽。だけど、自分の言葉で説明することで「なぜこの価格になったのか」「何がポイントなのか」がきちんと伝わる。伝えることに時間をかけた分、査定を受け取った方の納得感はまったく違う。それが結果として売却の一歩につながるのであれば、決して手間とは思わない。むしろ、これからの時代は査定動画がスタンダードになってもおかしくない、そんな気さえしている。
小さな命がくれた大きな気持ち。
午後にはちょっと嬉しい来客があった。以前から仲良くさせてもらっている不動産会社の社長さんが、生まれたばかりの赤ちゃんを連れてご夫婦で事務所に寄ってくれた。まだ2ヶ月とのことで、もちろん写真でも可愛かったけれど実際に目の前に現れた赤ちゃんは・・その何倍もかわいくて、何とも言えない癒しの存在感だった。抱っこさせてもらったら、泣くわけでもなく、すやすやと気持ちよさそうに腕の中で落ち着いてくれて、それだけでとても幸せな気持ちになった。
以前、出産祝いを渡したときに「お返しはいらないから」と伝えていたのに、わざわざ内祝いと一緒に家族3人で訪ねてくれるなんて、律儀で心のこもった行動にこちらの方が感動した。社長としても会社をどんどん成長させている彼だけど、こうした人を喜ばせる心遣いがあるからこそ、信頼されて広がっていくのだと思ったし、幸せそうな親子の姿に、自分も自然と「もっと頑張ろう」と思えた。そんな気持ちで、残っていた査定の仕上げにも自然と力が入った一日だった。