7月1日の日報(vol.1716)
- 2025/07/01
- 松本満
7月スタートまずは神様への一礼から。
今日から7月。朝一で氏神様のいらっしゃる神社へ朔日参りをしてから出社。先月はありがたいことに本当に慌ただしい日々だったけれど、今月もその流れは続いていきそうな予感。だからこそ、こういう節目の1日にきちんと手を合わせて、心と足元を整えることは自分の中では大事な時間になっている。事務所に着くと、さっそく溜まっていた業務が山積みだった。新規物件の媒介電子契約書を送ったり、物件評価を取ったり。あとは先週末までに返信が届いた相続人たちからへの、お礼のメッセージと今後の流れと案内の手紙を一通ずつ作っていった。
その合間には電話やLINEも入ってきて対応に追われた。午後になってからランチついでに近所での用事を済ませに外出。気分もリフレッシュしせつつ、戻ってからは新しい施策の撮影。さらに新規のご紹介を受けたりと、ありがたいご縁が続いていて嬉しいかぎり。このタイミングで手を止めずに動きながら同時に仕込みもしておく。忙しい今だからこそ、次の一手の準備はとても大事。そんなことを考えながらの七月初日らしいスタートだった。
関係ないはずの相談電話だけど。
夕方になると、以前にも電話をかけてきた高齢の相続人から再び連絡があった。ちょっと身構えて応対してみると、今回は隣人との境界トラブルで相談したいとのこと。詳細を聞くと、ご主人を亡くされてから一人暮らしをしているその方に、隣人が勝手に敷地を使ったり、「ここは自分の土地だ」と主張してきたりともめごとになっているらしい。一度は警察にも相談し、「弁護士を入れたほうがいい」とも言われたレベルの話みたい。それをなぜ自分に?と正直思ったけれど、どうやら「現地を見に来て、話を聞いてほしい」とのこと。
そんなの専門外だし遠方すぎて実務的にも難しい。それにこちらも日々忙しい中で正直、自分には関係ないといえば関係ない。でも、1時間ほど話を聞いていて思ったのは、きっと孤独で寂しいんだろうなということ。誰かに聞いてほしい、味方になってほしい。たぶんそれだけなのかもしれない。最後には「どうしても来てほしい」と懇願されたけれど即答はできず、「少し考えてまた連絡します」と伝えて電話を切った。だけどなんだかざわざわとした感情が胸の奥に残った。そんな、また慌ただしくも人の縁を感じる7月の始まりだった。