6月28日の日報(vol.1713)

ようやくそろった全員からの返事。

今日は朝からまるで梅雨明けかと思うような晴天。ここ最近続いていた契約や決済、出張の予定がひと段落したことで、久しぶりに「落ち着いた日」を迎えられた気がする。週末ということもあってか、事務所への電話や連絡も少なめ。こういう日は意外と集中して仕事が進む。そんななか、ここしばらく取り組んでいた相続案件で、ついに“最後の相続人”からの返事が届いた。

内容としては「この遺産分割協議案で異議なし」というものだったが、これでようやく関係者全員からの反応がそろったことになる。相続物件の売却は、関係屋の状況や気持ちが揃って初めてスタートラインに立てる。手紙の作成から個別のフォローまで、ずいぶん時間も労力もかけてきた案件だっただけに、ようやくここまで来たかという思いが強い。ただ、ここからが本番。動き出す準備はしていたけれど、扱うのは郊外の築古の一戸建て。普段のワンルームマンションとは勝手がまるで違う。

戸建て売却はここからが本番。

今回の物件は、普段のようにパンフレットがあるわけでもなければ、管理会社も存在しない。当然ながら境界や接道状況も自分で確認しなければならないし、資料もすべて一から整える必要がある。そのことについて鈴木さんに相談と軽くミーティングをした。物件の所在地や間取り、築年数のほかに、外構や残置物の状況も一緒に確認していった。実際に現地を見に行ったときには想像以上に残置物が多く、外構部分もなかなかの“バブル感”が残っていて、これはこれで整理が必要そう。

この物件の扱いが難しいのは、買い手の層がある程度限られる点にもある。投資用マンションなら利回りや立地である程度の需要が見込めるが、戸建てとなると住む人や土地の価値としての需要が求められる。周辺環境や日当たりに修繕の負担など、条件によって大きく左右されるので、より丁寧な販売戦略が求められる。とはいえ、ようやく動き出せた以上まずは一歩ずつ測量の段取りに残置物処分、資料作成や近隣相場のチェック……とやることは山積み。だけどこういうちょっと骨のある仕事は嫌いじゃない。だからもう一踏ん張り、頑張っていこうと思う。

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