6月27日の日報(vol.1712)

バタついた決済と久しぶりの取引。


今日は朝一から決済。予定どおりに着席して書類チェックして口座への決済入金確認。ここまでは何も問題なくむしろスムースすぎるくらい。ところが最後にある物件の売主の予定していた持ち出し金の着金確認がなかなか取れなかった・・売主に確認するとすでに手配済だけどシステムエラーで遅れているとのこと・・持ち出し金ありの決済では売主がローン残高以上の支払いをする必要がある。それが決済当日に不足すれば当然その契約は事故になる。こちらも買主も司法書士もかなり焦っていた。そしてようやく売主から確認できたという返答をもらったのは予定よりかなり遅れたタイミング。なんとか無事に昼前には完了したけれど、あらためていくら確認をしていても油断は禁物と痛感した。

そのあとは予定通り契約をしに買主の事務所へ向かった。今回は買主業者の担当さんとは実はコロナ禍前くらいからの付き合い。といっても、これまでに何度も電話やメールでやり取りしてきたものの対面で会うのは今日が初めて。でも不思議なもので「はじめまして」なのにまったくそんな感じがしなかった。自然と会話もはずみ契約書や付属書類の確認作業もテンポよく進んだ。契約自体も事前準備を入念にしていたこともあって、トラブルもなくスムースに終了。「久しぶりに取引できて嬉しいです」と言ってもらえたのは、正直こちらも同じ気持ち。売主も満足してくれたし、こういう三方良しの取引はこちらもやりがいがある。またぜひお願いしたいと思える気持ちのいい契約だった。

 

10年目の更新にあたって。


契約後はその足で都庁へ直行。目的は不動産業免許の更新手続き完了後に交付される、新しい免許証を受け取るため。この免許は5年に1度の更新で今回が2回目。つまり開業からちょうど10年が経ったことになる。地味に更新手続きは手間がかかるけれど、この免許証を改めて手にするとやはり気持ちが引き締まる。10年というのはあっという間のようでもあり、振り返ってみると本当にいろいろなことがあった。最初の頃は勢いだけで突き進めたけれど、途中なかなか思うようにいかず、何度も心が折れそうになったことも。その分すごく嬉しいことや楽しいこともたくさんあった。

失敗や苦い経験はたくさんあったけれど、そういう出来事がひとつひとついまの基礎となっている。だけど、その度に相談に乗ってくれたり話を聞いてくれる人たちがいて、信じて任せてくれたお客様がいて、そして一緒に支えてくれた社員やスタッフがいた。この10年間はひとりでやってきたようで決してそうではない。いろいろな人に支えてもらって、自分以上に応援してくれる人たちがいたから続けてこられた。新しい免許証を手に取ったときにそんなことを思っていたら、ちょっと込み上げるものがあった。そしてまたここからは、世の中の環境や市況も働き方も変わっていくなかで、どう在るべきかを考えるフェーズにきている気がする。ただ売る、ただ仲介する、それだけじゃない価値をどう作っていけるか。これからの10年はそれを模索していくことになりそう。

 

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