公休前に。
- 2025/05/20
- 鈴木一徳
昨日のつづき。
午前中に、昨日準備していた案件をご紹介してお客様とやり取りしました。築年数が20年超えのため、築浅と異なり確認したいポイント(聞かれそうなこと)が多々あります。3点からセパレートの過渡期のため、どちらなのか。階数的にエレベーターがない可能性があり、どうなのか。洗濯機置き場があるか、室内なのかどうかなど……。築古なら「どうせないでしょ」前提で確認しますが、築中だとどっちも可能性があるので大変です。
しかし、まだ机上段階ですが以前の評価と比べてかなりの伸び率です。過去の取扱いがあると、リアルな数字でその確認ができますが、ほぼ毎度「想定以上」の伸びかたです。ただ業者としての体感をオーナー様へ温度感そのままでお伝えするのが難しいところです。オーナー様は「推移」の認識をすることが少なく、価格をその場その場の「現状」でご判断いただきます。査定時、過去成約を参照することもありますが、どちらかというと直近事例をこまかく見る機会のほうが多いです。今後は「推移」の案内にも注力して良いかもしれません。
進捗報告でも。
それで思ったのですが、いま売出し委任を受けている案件は意識的に、「推移のご報告」を多めにお伝えしています。オーナー様としては前述のとおり、ご判断材料が揃いにくい状況です。そのため「いまいくらです」だけでなく、そこへ至った経緯や背景・理由といった内容もあわせてお伝えしています。そこまでお伝えしてしまうと逆に、オーナー様に伝わりにくくなってしまう可能性もあります。なのでバランスは難しいですが、極力「価格と、その価格へ至った推移について」をセットにすることで、ご納得いただきやすいお伝えの仕方を意識しています。
良くSNSの広告で「業界初!」みたいな内容を見ますが、業界のこっち側から見ると「表現の仕方を変えただけ」ということも多いです。本来の意味で業界をリードするのであれば、投資用ワンルーム仲介の立場からすれば「売主」に絞り込んだ「この業界の営業ってこれやらないよね」を実践することが解だと思います。こっち側の解がオーナー様にとって適切かどうかは分かりませんが、いただいている声を参考に本質的な「業界初」を目指していきたいと思います。
本日もおつかれさまでした!