1月16日の日報(vol.1648)
- 2025/01/16
- 松本満
修繕積立金の値上がり。
年末ぎりぎりに売買契約をしていた物件。建物管理会社がもう休みに入っていて重要事項調査依頼が間に合わず今になって届いた。すると・・9月から修繕積立金が数千円値上がりするとの記載。ちょうど12月の定期総会で可決されたらしく、売主様のもとへ議事録が届いたのもちょうど年末で本人も分かっていなかった。
全ての取引ではないけれどタイミングによって重要事項調査報告書を後付にして契約するケースはたまにある。今回もそのパターンで
その場合は現状の管理費や修繕積立金を売主様から通帳引き落とし額などからヒアリングするのみ。これまでたまにこうした後付契約で修繕金値上がりや金額相違はあったけれど・・最近はその頻度が多かったり値上がり金額が高すぎる。
重要事項調査依頼の費用問題。
それに物価インフレからか以前ではあまり無かった管理費の値上がりも増えてきている。だけどそもそもすべての物件で預かった時にきちんと重要事項依頼をすれば済む話。もちろん自社で専任媒介を結んでいる仲介物件はそうしている。けれど他社からの紹介物件や媒介契約せずに業者価格を出すだけのケースもある。
だけど調査依頼費用も調査報告書だけで今や3万円前後というのが当たり前。そのなかではどうしても全て取得するのはちょっと厳しい。ただしそれで売買価格が百万単位で変わってしまったら契約が白紙になることもありえる。これからは事前に売主様に確認してもらったりやはり出来るだけ契約前に重要事項調査をするしかない。