1月12日の日報(vol.1644)
- 2025/01/12
- 松本満
同じオーナーチェンジでも・・
年明け知り合い業者に紹介されて査定依頼されたファミリーOC物件。急いで評価をとってみたけれど数字は意外とバラバラな感じだった。理由はオーナーチェンジということとその賃料もいまの相場からすると少し安い。それにそもそもオーナーチェンジ物件を買ったあとどうするか方針の違いによっても違って来ている感じ。
大人しく入居者が退去するか更新時に賃料交渉してみてという程度の考えと、所有者になったらゴリゴリに立ち退き交渉するつもりの考え。とうぜん後者のほうが入居者が退去するタイミングも早めに考えているからか自ずと高い査定額にはなっていた。
投資用と実需用。
そもそも投資用ワンルームの売却仲介、いわゆるワンルーム物上げの場合は買主はほぼ中古ワンルーム再販会社。買ったマンションは仕入れ物件として手に入れ、再販時にはいわゆる提携ローンで販売して粗利を取る。そして殆どがオーナーチェンジ売買であるけれどその賃貸契約を引き継ぐのは特約事項。
すなわちあくまで投資用物件として入居者からの家賃収益があることが目的ということ。だけど実需物件の場合はあくまで住むために手に入れる買主へ向け、どれだけ魅力ある商品化が出来るかというところが勝負。安く仕入れて高く売るというところは同じだけれど、中古投資用物件より実需物件のほうが仕入れの仕方によって粗利は見込めると思った。