6月21日の日報(vol.1439)
- 2024/06/21
- 松本満
知人の売却相談。
ここ最近知り合いに相談されていた物件の話。事情があって今住んでいる自宅を売りたいとのこと。だけどこれまた複雑な事情と思い入れ的にも売ってもそこに住み続けたいという希望。そうなるとすぐに思い浮かぶのがリースバックというもの。本人もすでに調べていたようで検討しているという。
たしかに金銭的な問題もクリアできて住み慣れた自宅にずっといれるというのはメリットではある。だけど当然に買取価格は相場よりも低くなるはずだし賃料もどうなるかわからない。買い戻しするにも何年以内という期限もあるはず。だから自分はいまのローン残額や相場から考えても手放したほうがいいって思っていた。
売主の気持ち。
でも本人はどうしても住み続けたい以上にいまの問題が解決したら買い戻しをしたいみたい。普段扱っている投資用ワンルームも同じ不動産だけど実需でしかもマイホームの売買相談というのはまた別物。ただ売却するだけであれば高く売れれば基本的には何も問題はない。だけど自分が住んでいる自宅を手放したりする場合や、ましてや複雑な事情があるとそんな単純な話ではない。
売主の希望条件のなかに気持ちや感情が入ってくる分だけ難しい。今回は知り合いでお互いに人となりも分かっているうえでの話。だけどこれが売主から見て、赤の他人である不動産会社に相談したり任せたりするのは、不安があったり慎重になるのは当たり前だろうなってあらためて感じた。