6月7日の日報(vol.1425)
- 2024/06/07
- 松本満
某大手中古販売会社とのはなし。
今日の午後は久しぶりに某大手取引先業者の仕入れ担当が来社。もうある程度のベテランだけどこうして取引先仲介はもちろん新規取引先へ今でも足を運んで営業や新規開拓をしている。そんな彼は最近社内の仕入れ本数1位で表彰されたらしい。
これまで多額な費用をかけたマーケティングや圧倒的に薄利多売な戦略で業界の基準を変えてきたこの業者さん。その分仕入れ価格を高くしてでも投資用ワンルームという商品を大量に市場へ供給してきた。だけどここ最近はなかなか仕入れするのも厳しいとのことだった。というのはこの会社以上に高く買う業者が現れ始めたからみたい・・
今、売却するのならば。
だけどこの業者さん以上に高い価格で買うということは、その利益をさらに薄利にしているか相場以上に高く供給をしているかのどちらか。当然売却をお手伝いする立場のうちからや売主様からした高ければ高いほど有り難い。だけどもし相場以上に販売をしていて最終的な新たなエンド客に買ってもらっているのなら・・
いまの投資用ワンルームはそもそ中古物件でも大半はマイナスキャッシュフロー。それを仕入れて利益を乗せて販売しているということはこれから買う物件はそれ以上のマイナス収支になっている。それはそれで売却側の利益だけ考えれば今はいいけれど、数年後にもしも今より相場が下がっていたとしたらかなり厳しい状況になっていくのではと思った。