3月10日の日報(vol.1338)

最近見かける解約サービス。


最近は取り扱う売却物件の大半がサブリース契約。そしてその殆どは解約ができないために売買価格が100万円単位で本来売れる価格より下がってしまっている。たとえば昨日片判契約した売主様の物件もサブリース賃料のままでの売買だったけれど、もし解約ができていたならば100〜150万円くらいは高く売れていたはずだった。

もはや自分たちのような仲介会社もそれに慣れてしまってもいる。だけどそんな状況の中でウェブでよく見かけるのはサブリース解約だけを請け負うというサービス。それは本来の相場価格での売却をしたいオーナー様たちのニーズを汲むためのものだと思うけれど、意外にもそれらのサービスを運営しているのは不動産会社ではないことも多い。

 

どちらが得なのか。


そんなサブリース解約サービスの運営会社を調べてると、もちろん不動産会社が運営しているやつもあるけれど、ウェブ集客を専門に行う会社や弁護士事務所だったりする。そして少なくとも無事サブリース解約ができたとしても解約違約金はかかるだろうし、もしくは解約成功すれば報酬がかかってくるのだと思う。そしてどうしても解約不可でサブリース契約継承するにしても、再査定費用や名義変更費用などの本来必要のない費用がかかるのも当たり前になっている。

だけど本当にサブリースのまま売却した売買価格と、それらのサービスを利用した場合にかかる費用を考えるとどれだけのメリットがあるのか疑問。正直に言えば自分たちのような仲介会社からすれば売却してもらえれば手数料は入るのだから、いくらで売ってもらってもぜんぜん構わない。そう考えるとやっぱり自分のマンションなのに自由に売却さえもできないオーナーは一番立場が弱い。これから未来永劫この状況というわけはないと思うけど・・どうにかならないのだろうか。

 

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