2月19日の日報(vol.1319)
- 2024/02/19
- 松本満
急いでいないから。
今売り出している物件のオーナーさんとのお付き合いは長い。もう3~4年前のコロナの時期に別のマンションを売らせてもらった。実はその当時から次は今回のマンションも手放したいとは言っていたけど、何しろその時の希望額は高すぎた。そもそもエリアや駅徒歩も厳し目でサブリース解約不可物件であまり価格はそもそも期待できない。
だから相場価格での売却をするとなるとそれなりに持出しをしなければ手放せなかった。たしかに先に売却したマンションはそこそこの手残りもあって余裕もあるし、月々の持出しとしても1万円くらい。だからなのか、その事実をやんわり伝えるといつも『急いでないから』と持ち出してまで売却する気はなかったみたい。
損切りしてでも売るべき。
だけど今年の年明けくらいに向こうから連絡があって、やっぱり持出してでも売りたいとのこと。どうやら管理費と修繕金が値上がりするらしい。それもワンルームとは思えないくらいの金額で、両方合わせると2万数千円というファミリーマンションなみ。そのうえサブリース賃料も引き継ぎするとかなり値下がりしてしまう。正直もはや都内の築浅ワンルームのなかでは最低ランクの評価物件・・
こうなると売却した時の持出しも大きな負担になってくる。今さらだけどあの時の値上がり前の収支であれば、負担はまだぜんぜん少なくて済んだはず。とはいえこれから持ち続けてもちょっと先が見えないこの物件。もちろんマンションのスペックやオーナーの状況にもよるけれど、やっぱり損切りしてでも手放したほうがいい投資用ワンルームは確かにあるということ。