2月8日の日報(vol.1308)
- 2024/02/08
- 松本満
決済トラブルが起きた。
公休明けの朝は掃除から始まりながらも同時に決済が一件あった。売主持ち出しで金融機関に返済があるごく普通の特に問題なく完了するはずの決済・・なはずだった。まず最初は黙々とトイレ掃除をしている最中に買主業者から自分のスマホに着信。そもそもいつもなら特に連絡もなく精算書どおりに、うちへの送金は朝一にすぐに終わらせてくれはずなのに連絡がきて少し違和感。すると先方の担当者から申し訳無さそうな声で『売り主の返済金に関して送金先と金額を間違えてしまいました・・・』と言われた。
だけど一瞬は意味が分からなかったけれどすぐに理解が出来た。というのはこの決済物件には当然まだローンが残っているので、決済金から一括返済にあてなければならない。だけど売主の持ち出し金もあるので買主からの決済金とその持出金を併せて、銀行へ一括返済金を送金しなければならない。普段であれば銀行へは買主から直接と、売主が負担する持出金のそれぞれ2口に分けて送金をする。そしてその合計金額が一括返済金額と相違なければそのまま受け取ってもらえ、そこではじめて抵当権抹消書類を発行して決済を終えられる。
100%はないからこそ。
ただ今回の返済金については、一口で返済するという銀行からのルールになっていた。だからまず買主に決済金をうちに振り込んでもらい、預かっている持出し金と併せてうちで送金処理をする予定ではあった。それを今日の買主はなぜか直接その返済銀行に振り込んでしまった。そうなるとそもそもの返済金額とは違ってくるし、不足分を追加で送金しても最初に言われた通りに1口以外では受け取ってもらえない。すぐにその銀行へも電話して何とかならないかであったり、交渉はしたけれど結局は着金はしてもらえなかった。
そして結論どうなったのかというと、いわゆるリスケとなり今日の決済は無くなってしまった。もちろん今回については買主側の送金ミスということはあったけど、そのミスが起こる確率を100%に近いほど絶対に防げるほど、仲介として案内や準備をしていたかと言えばそうではないかもしれない。それにいくらそのミスを責めたところで、売主には何の落ち度もないのだから解決にもならない。そんなことがあって売主をはじめ各所には本当に迷惑をかけてしまったけれど、今後こうならないためにはどうすればいいかを、すごく考えさせられた日だった。