11月17日の日報(vol.1225)
- 2023/11/17
- 松本満
サブリース解約ができない。
きのうの困った物件の続き。やっと一つの業者さんから評価が出そうになったけどあいにくサブリース契約中でいまの時点では実際の入居者賃料が分からない。いずれにせよサブリース解約が条件だから売主に承諾を得て事前に解約をすることに。
今回はあまり解約手続きをしたことのない管理会社だけど2〜3年前には解約実績はあったので早速連絡を取ってみた。売買をするので解約をお願いしたいと告げると、とりあえず委任状と媒介を送って欲しいとのことでメールをした。だけどその時に言われたのは解約違約金を払ったからと言っても解約に応じるかは分からないという回答・・
だれもがビジネスのため。
それからしばらくしてきた返信メールにはサブリース先も不動産業者だということと、そちらとの兼ね合いもあるから検討して返答しますとの一文。ようするにいわゆるサブサブというやつでサブリース先もまたサブリースしているということ。当然サブリース契約書にはその条文はないし一体実際の入居賃料はいくらなんですか?っていう話。最近本当に多くの管理会社はこんな調子だしサブリース契約の解約に応じてくれなくなってきた。
だけど自分たちのような仲介会社が増えてきて、どんどん解約をされていたらこういう状況となるというのも理解できる。販売会社やその管理会社の立場からしたら、自分たちのビジネスを守るために仕方がないのかもしれない。もしそうなのであればただ単に売却の斡旋や仲介をしたい、もしくはするだけの仲介会社よりその理由は正当に感じる。どんな立場の職種でもその全てが清廉潔癖で品行方正なわけじゃないしそれはうちも一緒。だけど家賃保証やサブリースと言われるこのサービスはいったい誰のためのものなのか?とも強く思う。