10月9日の日記(vol.1186)

投資用ワンルームの査定の仕方。


祝日の今日はほとんど電話も鳴らず静かな事務所で宅建勉強に時間を使っていた。夕方からはここ最近お付き合いのできた独立したての若い不動産会社社長が来社した。もともとは収益系の仲介をやっていたけれどこの夏に会社を立ち上げたばかり。これからその新しい会社では収益不動産以外にもいろいろ始めるなかで顧客のなかにはワンルームオーナーも多くいるらしい。

よく相談も受けるみたいである程度その場で査定したり相場を伝えられたりしたいから教えてほしいとやってきた。投資用ワンルームの相場や査定の出し方はちょっと特殊。そもそも一般的な実需マンションのように買主は個人ではなく販売会社が買主となるケースが大半ではある。ようするに販売するために仕入れ物件として買って自社物件として売っていくため。

 

まだまだやれることがあるかもしれない。


そしてまた新しい買主にはその会社が提携している銀行のフルローンで販売をしていく。これがいわゆる投資用ワンルームの商流というか取引の流れ。だいたい市場ではいくらで売り出されたり成約しているのかはレインズでも目安にはなる。だけどそれより現実にはその再販売時に提携銀行がそのマンションにいくら貸し出すのかという評価額がすべてとも言える。そしてまずはそこが分かっていないと仕事にならない。

そんなことを伝えながら彼が実際にいま相談を受けている物件を例えにして話をしていった。業界にいれば当たり前の話だけど扱って来たものが違う彼からしたら初めて聞く話ばかりだったみたい。そう考えると同じ不動産業界でもまだまだ知らないことだらけで自分でもいろいろなことに興味が湧くのは確か。だけどこうしてあらためて人に教えたり説明をしてみると、逆にまだやれそうなことややりたいことのヒントや気づきみたいなものをもらえてとても良かった。

 

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