10月2日の日報(vol.1179)
- 2023/10/02
- 松本満
電子書類の便利さと不便さ。
10月初日の今日は月末決済した物件の後処理や成約した物件の契約準備から始まった。まず決済が終わると買主からの精算金の領収書が届く。それと併せてうちからも仲介手数料などの領収書を売主へと送るという流れ。そしてその時にここ最近多いのは電子領収書。出す側からしたら郵送代や印紙代も節約できるし紙の領収書と比べると手間もかからない。
だけど受け取る側も電子のまま保存しておかないといけなかったりいろいろ要件がある。特に売主は個人のことがほとんどで未だ紙のほうがわかりやすい。事業者であるうちはいずれにせよ書類の電子化は逃れられないし積極的に進めていくつもり。だけど各書類がだんだんと紙と電子が混在して保存されてきて保管や取り扱いが逆に手間にはなってきている。
インボイス制度がはじまって。
それに合わせて今月からはインボイス制度がスタート。請求書や領収書などうちから発行する書類には登録番号と税抜価格と消費税額の表記が義務付けられた。ちょっと遅いけれど夕方からは請求書や領収書などのエクセルフォーマットをインボイス対応のものに変える作業をしていた。少し前からしっかりしている会社はインボイス制度対応の請求書を送ってきていた。
これまで仲介取引のなかで請求書を発行する場面はあまりない。もちろん領収書は発行するけれど頂く仲介手数料などは請求書を発行することなく売買代金から差し引いていたけれどこれからは必須になる。さっそく来週決済する物件の買主からも仲介手数料の請求書発行の依頼をされている。これからは書類の電子化やインボイス制度など事業者だけじゃなく個人も含めて多くの取引に透明性や整合性が求められてくる。それがいいか悪いかは置いておき自分自身がもっと学んでその時代に合わせていかなければいけないと感じている。