9月16日の日報(vol.1163)

若い物上げ営業からの質問。


昨日の夜の話。お世話になってる不動業会社社長さんから、知り合いの新卒ワンルーム物上げ営業マンの相談に乗ってくれいないかというLINE。グループLINEで共有されたその彼が預かっている都内好立地築古物件。マックスに出ている評価を伝えているけれど売主様はそれより2~300万高い希望価格。バブル期新築時から持っていてそれを考えると価格を下げる気は更々ない感じみたい。そして相談というのはそれに対してどうすれば目線を下げられますか?という内容。

なんと答えたかというと『新築時からのオーナーさんなら年配だろうし理屈じゃたぶん無理。自分ならいますぐ決める案件というより中長期で付き合うかも知れないです』と伝えた。というのはすでにローンもなくて家賃がまるまる入るだけの築古ワンルームオーナー。比較してローンもまだ何十年もある築浅ワンルームを持っているオーナーさんとは違い、売らなくてはいけなかったりどうしても売りたいという理由はあまりない場合が多い。



 

高い金額というのは何か。


それにそもそも最初に物件を預かった時点で希望価格と売れる価格に開きがあることはわかっているはず。それを魔法のような言葉や理屈やロジックでは、どうにもならないばかりか嫌われて終わりの可能性が高い。だったらスパッとあきらめるか腰を据えてお付き合いするかしか無いと思う。物上げ営業というのはある意味では仲介というより安く仕入れて高く売る買取のようなもの。それがどうのこうのという話ではなくて最初にオーナーさんが自分で決めた価格や納得している価格で気持ちよく売っていただくという仕事でもある。

それを最初に約束していた価格より理由や理屈を並べて下げていくということは売主様にとってストレスだし気分いいもんじゃない。だからこそオーナーさんが最初にに売り出したり売りたいと思っているその価格が重要。だけどつきもしない価格で預かるだけ預かって期待させて最後は叩いてみたり放置するような営業も世の中にはいる。あくまで理想だけど人や業者に言われるのではなく、売主様自身がが納得していたり、自分で決めた価格で売却ができることがいちばんだし喜んでもらえるはず。そして売主様にとっての高い金額というのは意外と人ぞれぞれ違うものでもある。

 

お問い合わせ

投資用マンションの売却、査定、相談は
安心と評判の株式会社リムズエージェント!