9月15日の日報(vol.1162)
- 2023/09/15
- 松本満
サブサブとは聞いていない。
投資用ワンルームを売却するときには基本的に賃貸管理は解約をする。サブリース契約中の物件でも同様だけどいまは多くの管理会社では解約できなくなっている。出来ないというより賃借人という立場から借地借家法の正当事由を主張され拒否される。そんななかでも今日連絡をした管理会社。大手だけあっていま契約履行中のその物件は違約金を支払えば解約はできるし解約申し入れ後の対応もよかった。きちんと段取りを踏んで解約申し入れをすれば実際の入居者の賃貸借契約書なども開示してくれる。
だけどその賃貸借契約書を確認してみると賃借人は明らかに不動産会社。こういう場合はサブサブといって【オーナー=管理会社(サブリース契約)=賃借人(実は不動産会社で更に転貸)=実入居者】となっていてサブリースしている先もまたサブリースという状態が考えられる。だけど賃貸借契約書には転貸できるものとするとは記載はないしむしろ転貸することは禁止という約定。もしかして社宅利用かもしれないけど嫌な予感がして管理会社に確認をしてみたら賃借人である不動産会社も転貸だと言う。
この業界ではよくある話。
事情を聞いてみるとその不動産会社には何部屋も入居(転貸)してもらっているらしくどの部屋も転貸をしているとのこと。担当の人は悪びれもなくあまりにも当たり前に言ってるけどまさかオーナーは実際の入居者との間に2社も管理会社が入っているとは考えていない。それにそもそも契約書には実際の入居者が転貸してはならないと書いてある。そこについて聞いてみると多分記載漏れかなんかですね・・なんてさも平然というような返答だった。
仕方ないからこんどはその不動産会社に電話をしたら・・まったくもって解約というか退去に応じない感じではなかったけどうちもそれで利益を取っているからとの返答。次にどのくらいで考えていますなんて立ち退き費用(違約金)を探ってくるような話だった。結局はその利益とやらも勘案して週明けに連絡しますと言われて電話を切った。また週明けまでもやもやするけど・・この業界ではまぁよくある話ではある。