6月17日の日報(vol.1072)
- 2023/06/17
- 松本満
長いお付き合いの売主様。
今日の日中は週明け決済の売主様が来社。でももうすでに決済書類のやり取りは終えていて決済日を迎えるだけ。あとは当日にローン返済金や決済金などの入金着金確認をして決済終了。ただこの売主様は今回は持ち出し金でのご売却。通常は決済の2〜3日前までにその不足金をローン銀行の返済口座に振り込んでおく。
だけど今回はその持ち出し金を現金で手渡すために来てくれた。実はこの売主様とはもう4年近くのお付き合いで今回の売却で3件目。そしてこれが最後の物件という事で挨拶もしたいからとわざわざ来ていただいた。
何のために買ったのか。
この売主様とは出会いは紹介からというご縁だった。そしてご売却の理由は結婚を機に、奥さんの父親からの反対があったのがきっかけ。それに近い将来、自宅を買うときの返済比率を心配してとのことだった。実際にここ数年の売却理由でいちばん多いのは自宅購入の際のローン問題。10年前くらいまでは、投資用マンションの借り入れは家賃収入を評価してか返済比率にには加えらないことがほとんどだった。だから投資用ワンルームを持ち続けていくことは自宅購入に対して何の障害にもならなかった。だけど近年の投資用不動産のトラブルなどの諸問題からか今は認められないケースが大半になっている。
自分は決して投資用マンションが悪いものとは思わない。現実に10年以上前に購入していて最近売却した売主様の多くは利益を出せてもいる。そもそも投資用マンションを持つ理由とは、自分だけじゃなく家族のため将来の満足のためという事なはず。ただもしもその目的に対して意味がなかったり、将来の自分自身にとって必要がないものなのであれば・・それは手放したほうがいいと思う。今日の売主様も正直に言えば3件全てお持ち出してのご売却。でもこうして自分自身が納得できる選択をしたからこそわざわざ来社をしてくれたのだと思う。だからこれからもそういうお客様の手伝いをしていきたいし、それがこの仕事をしている目的でもある。