5月16日の日報(vol.1040)

契約書類が揃わない理由。


今週契約予定の物件。売主様との片判契約は終わっていてあとは契約書類を準備するだけ。売買契約の時に必要なのは重要事項説明書と売買契約書。そのほかには付属書類として謄本関係や建築概要書に記載事項証明や管理会社が発行する重要事項説明書など。そしてオーナーチェンジ売買に必ず必要なのが賃貸借契約書。これには家賃や契約期間に敷金や保証会社とかが記載されている。買主様が自分で住むわけじゃなくて賃料収益が目的な以上はそれを証明するこの書類は重要。

そしてひと通り書類が揃い最後に賃貸借契約書を売主様に用意してもらおうとしたらなんと紛失しているそう・・これまでの経験上では投資用マンションオーナーの多くは自分の物件の契約書類には無頓着な印象。なかには権利証をなくしている人もいるくらい。たしかに家賃さえ入れば気にすることはないけれどいざとなった時に困ることは多い。

 

書類を紛失してた場合。


今回の物件は平成バブル時代の築古物件で入居者も10年以上住んでいるという。しかも中古購入でそもそも購入当時に賃貸借契約書があったかも覚えてないという。かろうじて契約更新書類はあったけれどこれも数年前のもの。いまの管理会社に持っていないかも確認したけれど2年前から管理しているだけで手元にないという。かろうじて賃料の金額だけは間違ってはいなかったのでよかったけれど、契約するのに賃貸借契約書は絶対に必要。仕方ないので入居者へも連絡をとらせてもらい確認したけどこちらも紛失してるという。

こうなったらもうこちらで改めて作成するしかないということに。更新書類に書いてある情報と今の管理会社からのヒアリングをもとに、元となる賃貸借契約書と更新書類を作成準備。契約予定の金曜日までに売主様と入居者へ署名捺印をもらいに行く。分譲のワンルーム売買契約自体は土地や戸建てに一棟物件と比べたら、準備する書類の数や物件調査内容も範囲も少なくて圧倒的に楽ではある。だから正直言えば手間ではあるけれど・・たまにこういう業務があると不動産屋感を感じる。きちんと契約が纏まるようしっかり取り組みたい。

 

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