4月24日の日報(vol.1018)
- 2023/04/24
- 松本満
また内見。
週末明けの月曜日は午前中から事務仕事のために早めの出勤。そして昼過ぎからは最近何故か多い室内内見へ。今日はまだ契約途中で入居者退去が決まりオーナーチェンジから空室引き渡しになった物件。ただ何だか腑に落ちないのは原状回復の見積もりが60万円と出ていたところ。少し広い部屋で入居期間が10年くらいと長くて多少はかかりそうということだったけどその半分くらいの予想。
なので確かめるために現管理会社から鍵を借りて状況確認をしに向かった。早速現地について現地対応のキーボックスを開けてみると・・開かない。聞いていた暗証番号を合わせてもどうやっても開かない。すぐに電話して確認してみたらどうやら設置したのは内装業者のよう。だけど直ぐに連絡がつかず管理会社の人が鍵を持ってきてくれることになった。
持ち続けるリスク。
ちょうど昼時。近くでランチしながら待っていたら30分くらいで持ってきてくれた。一緒に立ち会うことになり部屋の中へ入ってみると・・10がMAXなら7~8くらいのレベルの部屋の状態だった。退去したままとは言え入居者は引っ越しをしたまま全くもって掃除をしていないのは明らか。そればかりか壁中はヤニで黄ばんでいてキッチンは油だらけで極めつけはバルコニーの窓。熱割れといって室内と外気によってヒビが入るという状態。だけど普通なら1~2本のヒビ位だけど何かをぶつけたかのような何本ものヒビが入っていた。当然浴室も黒ずんでいたし冷蔵庫まわりはホコリやかすだらけ。
はっきりいってスリッパを忘れてしまったことをかなり後悔するくらいの部屋。クーラーは新築当時のもので交換だし窓ガラスも当然交換にクロスは全張替えの巾木や床もかなりの汚れや痛みがある。これは60万円かかつて当然という状態だった。ただ賃貸物件の専有部分には各箇所には償却期間があってそれに基づいて入居者負担と貸主負担が変わってくる。長く住んでもらえるのはありがたいけど長ければ長いほど貸主負担の割合は増える。投資用マンションも新しいうちはリフォーム費用もかからないけれど10年20年近く持ち続ければこれくらいの負担が出てくる可能性は高い。それでもその自分の投資用マンションはずっと持ち続ける価値があるかどうかという話。