4月11日の日報(vol.1005)
- 2023/04/11
- 松本満
決済後の賃料送金。
決済完了して登記移転後でも旧オーナー様には大体2ヶ月分の賃料送金がある。というのは決済日当日を境に所有権移転されそこからの賃料収入は本来は新オーナーが得られる収益。だけど決済日と同じタイミングで入居者がいきなり新所有者かもしくは新管理会社へ家賃振込を変えるのは難しい。だから決済時に売買代金の中で精算を行う。例えば4月末の決済引き渡しであれば5〜6月分の賃料送金までは旧オーナーへ。そして7月分から新オーナーへの家賃送金が始まるようにする。
だけど本来は5月分からは新オーナーが受け取るべき収益。だからその2ヶ月分の賃料を売買代金から事前に差し引いた精算を行う。なのでその代わりに旧オーナーへ決済後でも2ヶ月分の賃料が送金されプラマイゼロとなる。そしてその時には必ず事前に旧管理会社へ管理と送金の切替え時期を伝えている。通常ならばいつも通りの口座へ家賃が振り込まれるという訳なんだけど・・
投資用ワンルーム系賃貸管理会社。
今年に入り3件決済完了したオーナー様の賃料が決済月以降に全く振り込まれていないとの連絡。旧管理会社に問い合わせてみると4月10日にまとめて送金予定とのこと。そして今朝になりオーナー様に確認してみたらまだ送金されていないみたい。すぐに旧管理会社へ確認の連絡をした。するとこんな回答をもらった。『家賃送金業務もあくまで管理委託手数料をもらっているからできる作業。当社の場合は決済して所有権移転した時点で管理委託契約は解除。従って管理委託手数料は貰わないけどあくまで優先度は下がり順次送金をいたします』
・・こんな回答だった。理屈はわかるけれどこんな対応の管理会社は初めて。売主様には管理委託手数料がかからないので3件分×6ヶ月の賃料が丸々入るってことで納得はしてもらった。だけど売却して管理が外れて手離れした顧客だからってあまりにも対応が悪いと思う。最近のサブリース契約についての解約拒否に始まって本当に投資用ワンルーム系の賃貸管理会社って・・オーナー様のためになっているのかなっていう話。