3月31日の日報(vol.994)

売れない物件。


今週末に売主様と片判契約予定だった案件が一旦リスケになった。理由はあてにしていた買主業者たちからことごとくNGをもらってしまったから。NGというのは買えないということ。なぜなら投資用ワンルームを売却するは金融機関がどのくらいの担保評価を出すのか全て。そしてその物件はどこの金融機関にも評価を貰えなかったらしい。ある金融機関はこの物件のサブリース会社の場合は取扱不可。また別の金融機関は駅徒歩の距離で断られたらしい。そしてある業者にも理由はわからないけど、どこの金融機関からも評価が取れないとも言われた。

なぜ金融機関評価が大事かというと投資用ワンルームを売却した際の買主は基本的に再販業者がほとんど。要するに仕入れとして物件を買いその仕入れ額(購入金額)と金融機関評価額(販売価格)の差額で利益をとる。だから次に販売するときに時に金融機関評価が出ない=現金客にしか売れないということ。これでは仕入れたはいいけど販売時にはリスクだけが残る。このように投資用ワンルームには物件によってはどうしても売れないという事はよくある。


 

最終日。


月末最終日で期末でもある今日。去年入社した西くんが最後の最後に計上してくれた。この物件は今月頭に彼が初めて電話営業で上げてきた物件。初電から話を聞いてもらえたみたいだけどその時は非現実的な希望金額。そこから何度もの電話や時には会いに行ってまで話を重ねてきた。物件はオーナーチェンジだけど現地まで物件確認しに見にもいっていた。そしてもともと売りニーズの高かった売主様。このまま持ち続けた場合の持ち出し金額といま持ち出しをしてでも手放した場合を比較して分かるように説明もした。そして今日初めてマックスの金額を伝えたら少し考えたいとの返答。今日中に返事をしてもらえるとのことで待つこと1時間半。

すると・・もう持ってても仕方ないから進めて欲しいとの返事。きっとこの物件は西くんにとってとても手応えのある成約だったと思う。一から話をしていき自分自身が心の底から売却した方がこのオーナーさんのためになると思い、それを本気で伝え続けた結果でもあったとも思う。そして一緒にサポートしていた宮本さんや折原くんも自分のことのように本当に嬉しそうだった。もちろん自分も嬉しいし何より成長していってくれる彼らを見て楽しみだとも思えた。そんな月末で期末の最終日だった。



 

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