3月11日の日報(vol.974)
- 2023/03/11
- 松本満
閉鎖的な業界。
今朝は売物件紹介してくれた仲介業者の事務所へ契約書類を届けに行った。今回はうちが買主側。木曜日に話が纏まって早速今日の午後から売主さんとの片判契約。ひと通り契約書の説明をしてから少し雑談。こちらの業者さんはうちと違ってワンルーム専門というよりは売買ならなんでもやる業者さん。大きな会社ではなく社長とあと1人だけというような規模。投資家や資産家のお客さんを数十人抱えていて情報や相談はすべてそこからの紹介。
だけど収益ビルから戸建てやアパートに土地はもちろんワンルームまで扱っていて不動産取引の知識と経験が豊富。変わったところでは山の売買もやったことがあるらしく山に立ってる木の本数で価格が変わってくるなんて事も教えてもらった。だけど投資用ワンルーム業界の商流や仕組みは門外漢でぜんぜんわからないみたい。不動産業界歴何十年って人から見てもそう思われるこの業界ってある意味閉鎖的なのかもしれない。
クソみたいな業者。
売主さんの物件で他社とバッティングすることや競合することはよくある話。うちが後でも先でもあくまで最終的に決めるのは売主さんの意思。もちろん価格や条件が高い方で決めるというのも当たり前の話。たとえばその同業他社がうちのことをボロクソ言われ契約を持っていかれたりすることもある。むかつくけれどそこまでならうちの営業力や信頼がなかっただけであくまで負けたってだけの話。だけどその売主さんの物件情報が買主業者から流れていたとしたら・・
ふだん物件売出しをするときに販売図面を作ったら付き合いのある買主業者に評価出しをお願いする。1社だけ決め打ちのときもあれば多ければ10~20社にはその図面を流す。そして一番高い価格の業者さんの条件を売主さんにもっていったり交渉をする。だけど今回その販売図面を流したその日のうちに何故か売主さんのところへ不動産会社から電話。売ろうと思っているならうちの方が高く売れるしあの会社はろくな評判がないから止めた方がいいって言われたそう。
・・というかなんで売り出ししたことを知っているのか?そして電話の主は賃貸の管理会社を名乗っていて完全にそちらを信用してしまったみたい。そしていちばん不可解なのがその管理会社ではなくてその担当の知り合いの業者で売るという・・これってどう考えても完全に抜かれている可能性が大。結局は売主さんと何度話ししても取り合ってもらえず余計に嫌われて終了。どんな手を使ってでも最終的に売主さんに選ばせたその会社に営業力で負けたことには変わりない。だけど仲介会社から手に入れた物件情報を横流しする買主業者はクソだし許せない。