1月27日の日報(vol.931)
- 2023/01/27
- 松本満
管理費修繕金が値上がるかもしれない。
午前中から午後までは月内片判契約の書類確認をいくつか。午後からは月内契約物件の契約書類の確認や打ち合わせをしていた。そのなかで買主さんから指摘があったのは管理費の値上がり予定の話。こちらが送った重調には値上がり予定や変更の記載はなし。だから当然そのまま重説に記載するし管理会社に確認までしない。だけどその買主の仕入れ担当の方は念のため管理会社に確認をしたみたい。
聞いてみたら1月決算だったこの管理組合。管理費がどうしても赤字になるとのことで4月の総会で議案にのせる予定。慌てて自分で管理会社へ電話して担当者に事情を聞いてみた。すると確かにそう言う話になっているそう。ちょうどこの物件の引き渡し前後にあたるけれどいつなのか?上がるのか?も今はまだ未確定。だけどもしも変動があればその時(決済後であっても)に要相談という事で落ち着いた。
契約直前にわかること。
そのあとこの話を別の買主業者の担当者さんに話してみたら最近同じようなケースが多いみたい。売り買いともに金額条件折り合っていざ契約というときに管理会社から取り寄せる重要事項調査報告書。するとそこには次回総会にて「修繕積立金値上げの議案を上程予定」というパターンがが連続して起きていたらしい。
正直な話で投資用ワンルームの物上げ業者の場合。契約が固まるまでは重調は取得しないことのほうが多い。だからいざ契約のときになって初めて管理費修繕金なんかの値上げを知ることになる。とはいえいまや管理会社へ支払う重調取得費用は2万円前後平均。なかには4万円近くかかることもある。すべての物件が成約するわけじゃないことを考えると・・すべての売出物件の重調を取得するのはなかなか負担ではある。とはいえ一般的な居住用メインの仲介会社であれば必ず取得している。確かに買主さんにとっては買う買わないや、購入条件の重要な判断材料でもある。だから毎回毎回それらを繰り返すようでは仲介会社としてはどうなのか?と考えてしまった。