1月21日の日報(vol.925)
- 2023/01/21
- 松本満
売止になる時。
少し前から進捗物件として聞いていた売り出し予定物件。それが売り止めになったという報告があった。売り止めというよりはその売主さんは他社で進めるとなったようだった。うちではなく他社にした理由は売却価格がこちらより高かったから。もちろん売主さんは10万円でも高い方がいいので仕方がない話・・
でもそもそも競合があったのかどうかは分からないけれど、もし分かっていたのなら上手く手が打てたはず。基本的に売主さんはもっと高く売れるんではないかって考えるもの。だから一度決めた価格ですすめましょうと話が纏まっていても断りは当たり前。常にそういうつもりでひとつずつ話を詰めていかないと上手くいかない。もしくは他社から話があった特に相談してもらえるような関係を作ることが大事。だけどそれがなかなか難しい。
理想の関係。
いま自分自身が営業の最前線ではないからこそ、部下の営業に対してよく見える部分がある。別に自分はネットでよく見る年間何千万も稼いでましたなんてスーパー営業マンではない。だからきっと現場に行くと自分も同じようなミスもするだろうし華麗な営業力だって特に無い。だけど少なくともこの十数年この営業をしてきたなりの経験はしてきている。相手のお客さんがきっとこう思っているんじゃないか?ほんとうはこう考えているじゃないか?それを先回りじゃないけど布石をうったり場合によっては直接聞いてみたりはできる。
営業というとなにか交渉や心理学的なんかで何とか相手を口説くなんてイメージ。実際に自分だってそんなトークやテクニックを使うことはある。だけどもっともっと相手のこと想ってどうすれば喜ぶかを考える。そして究極は相手からお願いしますって依頼を受けたり頼んでもらえる関係。クロージングなんて必要はなくってじゃあこれで進めましょうって言える関係。上からなわけじゃなくそれが営業と顧客の理想の関係だと思う。