11月14日の日報(vol.857)
- 2022/11/14
- 松本満
サブリース問題。
サブリースや家賃保証。
投資用マンションを購入するときには空室リスクもなく安心だと感じると思う。
だけどいざ売却するとなると厄介なことも多い。
まず現在多くの場合でサブリースや家賃保証の解約に応じてもらえないケースが多い。
そもそも家賃保証する側の管理会社は入居者という立場。
だから解約=追い出し行為となり正当事由がなければ退去(解約)には応じない。
応じるにしても立ち退き料(違約金)を支払わなければならないことが大半。
その平均金額は賃料の6ヶ月分となり家賃によるけど50万円前後はかかってしまう。
サブリースは誰のため。
その解約が叶わない場合はその家賃保証を次の所有者(オーナー)も継承承継することになる。
ここでもまた問題がある。
そのまま現行の保証家賃額で引き継がせてもらえればまだいい。
それがこの契約当事者が変わるタイミングで再査定という名目でその保証家賃を値下げされることがある。
そうなればそもそもその家賃保証額を前提としていた売買価格は変わって(下がって)しまう。
とはいえ賃貸管理会社側もビジネスとしてオーナー→管理会社→入居者の転貸差額がそもそもの目的。
だけど売主や仲介会社からするとこれらはかなり理不尽に感じる。
なぜなら当然に契約時に説明は無いうえに契約書条文にははっきりと解約要件の記載がある。
そうして明記してあっても解約拒否や再査定というのは後出しジャンケン。
いったい誰のため?という話。