11月12日の日報(vol.855)
- 2022/11/12
- 松本満
ローン一括返済。
投資用マンションを売却する際のローン返済。
決済引き渡し当日に売買代金から一括返済することが一般的。
それ以外にも抵当権抹消費用や一括返済手数料。
賃貸管理会社の違約金や仲介手数料。
管理費や家賃に固定資産税などの精算金。
売買代金からそれらを差し引いてローン一括返済にあてる。
そして残った残金が手残りとなる。
しかしローン残金のほうが売買代金より多ければ不足分を自己資金で負担して売却する。
当然その持ち出し金は決済日当日までに準備しないと売却することは出来ない。
持出して売却。
ローンがある場合は銀行へ一括返済をしたうえで、抵当権抹消書類一式を法務局に出してはじめてローン抵当が外れる。
だからその資金が用意できなければ売れない。
だけどそこまでするなら別に売らなくてもいいという所有者は多い。
ただ・・その持出資金を借入れしてでも売却する売主さんもいる。
なぜなら月々のローン持出負担があるから。
投資用マンションを買って10年近くもすれば、確定申告での還付も少ないうえ月々の手取家賃からローン支払いが持出しになる。
もともとマイナス収支がわかってて買った場合でも、家賃などの物件条件や自分自身の状況が変わってしまい月々の持出しが重くなってくることもある。
ずっとこれからも持出しを負担し続けて所有すること。
もしくは持出してでも売却して手放すこと。
それぞれを比較した場合・・どちらにするかは人それぞれではある。